銚子電鉄
千葉県の銚子市内を走る営業距離わずか6.4kmのミニローカル私鉄路線です。
元々は港と市街地間の物資の運搬と犬吠埼周辺の観光事業の為に発足した路線で営業距離の短さや利用客の減少の影響で苦しい経営が続いていましたが2006年に経営者の横領が発覚し融資と補助金を失った銚子電鉄は法廷検査もできない程追い詰められました。ウェブサイト上で「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という悲痛なメッセージと共に副業で製造していたぬれ煎餅の購入を呼び掛けたところ、ネット上やマスメディアの宣伝効果で全国から注文が殺到しなんとかこの危機を乗り越えました。
現在も会社の収益の大半はぬれ煎餅の売り上げで日中の列車本数を半減するなど依然厳しい状態は続いていますが補助金などが合意されたため当面の廃線危機は回避されています。