221系

アーバンネットワーク内車両の原型を築く

221系は1989年から投入された近郊型直流電車である。

京阪神圏の大手私鉄各社との熾烈な競合に打ち勝つために投入された車両で主に新快速運用に充てられた。

車内は一部転換式の全席クロスシートとし、車両デザインも国鉄のイメージを払しょくする明るく、シンプルなデザインに。更に最高速度は120km/hとなり高速運転にも対応している。

原則現在は新快速の運用に就いていないが基本的設計は後の223系、225系に受け継がれた。

2012年より体質改善工事が行われ2020年に全車両の工事が完了した。

網干総合車両所

主な運用は東海道本線・山陽本線の普通列車、赤穂線、播但線などである。

↑6両編成のB編成は14本が所属している。前に出っ張った前面デザインはいかにも速そう。

↑4両編成のC編成は3本が所属している。最大12両編成で運行される。

吹田総合車両所京都支所

主な運用は嵯峨野線、琵琶湖線、草津線、湖西線である。

↑4両編成のK編成は24本が所属。223系5000番台との併結運転も行う。

吹田総合車両所奈良支所

主な運用は大和路線、大阪環状線、奈良線、和歌山線、桜井線である。大和路快速やみやこ路快速などまだまだ快速運用で活躍中。

↑8両編成のNB編成は9本が所属。写真の車両は体質改善工事施工前の車両である。

4両編成のNC編成は29本が所属している。4+4の8両編成での運行も行われる。