381系

振り子式を投入した国鉄型特急車両

381系は国鉄時代に製造された直流特急型電車である。

山間部のカーブを高速で通過するために車体を傾けてカーブを曲がる振り子式の台車を採用いている。

民営化後はJR東海とJR西日本に継承されJR東海からは2006年に撤退した。

福知山電車区

福知山電車区の381系は北近畿ビックXネットワークを形成する特急列車に使用された。なお、振り子装置は切られて運行されていた。2017年に配置が無くなった。

↑福知山電車区の381系は国鉄色でシンボルマークも付けられていた。

後藤総合車両所出雲支所

岡山から出雲市を結ぶ特急やくもに使用される。

日本で最後に残った381系だが2022年以降に置き換えられる予定である。

↑2006年からリニューアル工事が行われカラーリングも更新された。「ゆったりやくも」という愛称がつけられた。

主な運用

↑京都から福知山・豊岡・城崎温泉を山陰本線経由で結ぶ特急「きのさき号」。北近畿ビッグXネットワークを構成する特急列車の一つ。2015年に運用を離脱した。

↑新大阪から福知山・豊岡・城崎温泉をJR宝塚線・山陰本線経由で結ぶ「こうのとり号」。北近畿ビッグXネットワークを構成する特急列車の一つ。名前の由来は豊岡市で繁殖が進められているコウノトリから。

381系は183系と289系の中継ぎとして3年間のみ使運用に就いた。2015年に運用を離脱。

↑岡山から出雲市を結ぶ特急「やくも号」。かつて速達タイプの列車は「スーパーやくも」の愛称が付けられていたが「やくも」に統一された。