251系

移動中も楽しませる元祖観光列車

251系はJR東日本が1990年に導入した直通特急型電車である。当時伊豆地方へのアクセス特急には185系が使用されていたが普通列車にも使う前提で作られた車両では見劣りがするため観光輸送に特化した251系が造られた。

全車両をハイデッカー、ダブルデッカー構造とし車内には個室やサロン、売店、子供用のプレイルームがあるなど現在の観光列車に通ずる内装であった。

大宮総合車両センター

10両編成2本が所属し主に東京伊豆急下田間を結ぶ特急「スーパービュー踊り子号」に使用されていた。

↑登場当時はかなり斬新なデザインだったに違いないが、登場から30年近く経過しボロボロになった姿は妙に痛々しかった。2020年に「サフィール踊り子号」に置き換えられる形で引退した。

主な運用

↑東京・大宮から伊豆急下田を結ぶ「スーパービュー踊り子」。新たな伊豆観光の目玉として人気を博した。