227系

32年ぶりに國鐵廣島に投入された新型車両

227系は2015年から投入された近郊型直流電車である。

広島地区は2010年代に入ってもキハ120系以外の在来線車両が全て国鉄型車両という状態でネット上では「國鐵廣島」と揶揄されていた。

そんな中登場した227系は広島地区に約30年ぶりに投入された新型車両である。アーバンネットワーク内の車両に準じた設計が行われ基本編成は2両編成と3両編成と短め。2両編成から8両編成での運行が可能でこれにより利用状況に合わせ併結、解結を行うことで旅客需要に柔軟に対応できるようになった。

下関総合車両所広島支所

主な運用は山陽本線福山徳山間、呉線、可部線である。2019年には広島地区の運用を全て227系で統一した。

↑3両編成のA編成は64本が所属する。前面デザインは225系100番台や521系3次車に準じている。カラーリングは厳島神社や広島カープをイメージした赤色を採用。RedWingという愛称が付けられている。

↑2両編成のS編成は42本が所属している。車両の色が統一されているため、誤乗車を防ぐ目的で路線ごとに割り振られたナンバリングのアルファベットが表示される。

吹田総合車両所日根野支所

主な運用はきのくに線、和歌山線、桜井線である。

↑和歌山、奈良地区のローカル線向け車両として2019年から投入された。車内はロングシートとなっている他、車載型ICカード改札機が設置されており奈良、和歌山地区のICOCAエリア拡大に貢献した。