キハ85形

爆速特急型気動車

キハ85形は1988年から製造された特急型気動車である。

特急列車に使用されていた国鉄型気動車を置き換える為に導入され、エンジン米カミンズ社製のエンジンを搭載。最高速度は120km/hとなり大幅な所要時間の短縮に成功した。JR東海初の特急型車両であり後の特急列車の愛称に冠される「ワイドビュー」シリーズの先駆けでもある。

現在新型車両HC85形の試運転が行われており置き換えが進む予定である。

名古屋車両区

全車両が所属している。主な運用は大阪・名古屋から高山・富山を結ぶ特急「(ワイドビュー)ひだ」、名古屋から紀伊勝浦を結ぶ特急「(ワイドビュー)南紀」である。

↑非貫通扉車。これまでの気動車のイメージを覆すクールなデザインで30年以上経った今も色あせないデザインである。車体のカラーリングは後の383系や373系に受け継がれる。

↑貫通扉車。こちらは気動車らしいごつい顔となっている。

主な運用

↑大阪・名古屋から高山・富山を結ぶ特急「(ワイドビュー)ひだ」。多客時には最大10両編成で運行されておりその姿は圧巻。先頭車中間車関係なく寄せ集めて連結された変態編成が形成される。

↑名古屋から紀伊勝浦を結ぶ特急「(ワイドビュー)南紀」。最近運行時の両数が改定され2両~6両編成で運行されるようになった。同時にグリーン車も廃止される予定。

↑臨時急行「ぬくもり飛騨路」。オリジナルのシール幕を貼り付ける為定期列車ではあり得ない前後貫通扉車で運行される。