キハ110系

JR東日本標準の普通列車用気動車

キハ110系は1990年からJR東日本が投入した普通列車用気動車である。

民営化後非電化区間の国鉄型車両を置き換える為に製造され、全車に冷房を完備し、電車並みの加速性能を有している。

16m級の車体はキハ100系、20m級の車体はキハ110系に分類されている。

性能の良さから東北地方から関東・甲信越地方まで幅広い地域で活躍しており、現在のJR東日本の気動車の礎を築いた。

小海営業所

主な運用は小海線。

↑小海線の運用に就くキハ110系100番台。普通列車用として設計された番台である。

↑片運転台のキハ111形とキハ112形。

↑2017年から運転を開始した臨時快速「HIGH RAIL 1375」用に改造されたキハ103系710番台とキハ110系710番台。

高崎車両センター

主な運用は八高線の倉賀野高麗川間である。

↑八高北線の運用に就くキハ110系200番台。扉が引き戸式となっている。

長野総合車両センター

主な運用は飯山線である。

↑主に飯山線の列車に使用される。

↑飯山線用の観光列車「おいこっと」用の車両として改造されたキハ110-235,236。元々は「”眺望車”ふるさと」として改造されたが、北陸新幹線金沢延伸に合わせ現在の形に再改造された。観光列車用車両であるが普通列車としても運行されている。

新津車両区

米坂線、磐越西線(新潟・新津~会津若松)、羽越本線(新津~坂町)、白新線、只見線で運行されている。

↑新潟支社では100番台、200番台が使用されている。また、側面幕がフルカラーLED式に更新されている。

↑只見線の全線復旧を記念してキハ40形の塗装を復刻したキハ110-223。只見線ではキハE120系と併結して運行されることが多い。