北越急行

北越急行は六日町から犀潟を結ぶほくほく線を運営する第三セクター鉄道会社です。

元々豪雪地帯である松代(まつだい)村を経由する鉄道が長年計画されており、国鉄が工事を進めていましたが、国鉄の経営難により工事は凍結してしまいます。その鉄道建設を引き継ぐために発足したのが北越急行です。

かつては特急「はくたか」による莫大な利益で長らく黒字経営を続けていましたが、北陸新幹線金沢延伸後、「はくたか」が廃止されてからは赤字経営に転落しています。しかし、北陸新幹線が開業することは想定済みであったため、大量に蓄えた余剰金を基に地域密着型の鉄道経営にシフトしています。

ほくほく

六日町から犀潟を結ぶ路線です。沿線人口は少ないですが、全線を通して踏切がなく、長大トンネルで山を貫く高規格路線として建設され1997年に全線開通しました。

開通以降は首都圏と北陸を結ぶメインルートとなり特急「はくたか」は当時在来線最速の160km/hで運行されていました。

「はくたか」廃止後は高規格路線を活かし超快速「スノーラビット」を走らせていましたが、2023年には全列車が各駅停車で運行され、最高速度も95kn/hに引き下げられるなど厳しい状況は続いています。

→上越線

→飯山線